秋の八尾「八尾八幡社」 秋の富山の風景

秋の八尾 八尾八幡社 富山の風景秋の八尾 八尾八幡社 富山の風景 富山県富山市八尾町下新町

JR高山本線の「越中八尾(えっちゅうやつお)駅」から歩き始め、井田川を越え、「おわら風の盆」でその名を全国的に知られる諏訪町本通りを目指している時、ふと道の左手側に神社があるのが目に入りました。手前に石碑が立ち「八幡社」の文字。両側に石灯籠が立つ階段の向こうにさらに石灯籠が二基。立派な注連縄のかかる鳥居は青銅製でしょうか。扁額にも「八幡社」の文字が刻まれています。その奥には社殿らしき建物。そして何より目を引いたのは、社殿の右奥で燃えるような赤色に輝く紅葉の木々でした。

その時間の光の加減や紅葉の具合、空気の透明度など様々な要因がちょうどぴったり合っていたのかもしれません。手前の石や銅や木などの材質、質感と、奥の紅葉のその鮮やかな赤色のコントラストがあまりに美しく、しばしの間、目が釘付けになったのでした。

調べてみると、こちらの八幡社は創建が天平年間(729年~749年)と伝えられる古社だそうで、元は金剛堂山の山頂にあったものが1576年(天正4年)に八尾町発祥の地といわれる現在の場所に遷座、その時に社殿も建てられたそうです。1645年(正保2年)には八尾総社になります。現在の社殿は1781年(天明元年)に再建されたものとか。地域の人々には厄除、家内安全、交通安全の霊験あらたかな神社として崇敬を集めているそうで、毎年5月に行われる神社の例大祭である「越中八尾曳山祭」は、繰り出される曳山(山車)の昼間の豪華絢爛さと、1000あまりの提灯が揺らめく夜の幻想的な光景で、県下随一の祭礼との呼び声高く「とやまの祭り百選」にも選ばれているとのこと。そう、11月の秋の静かな日に通りがかったのでその賑わいは想像だにしませんでしたが、かねてより噂に聞いていた富山県でも有数の曳山祭りの中心である神社だったのです。

「風の盆」の幽玄な美しさもいつか又見てみたいと思っていましたが、5月の八尾の八幡社の「越中八尾曳山祭」にも一度は来てみたいと思いつつ、その場を後にしたのでした。

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