宇都宮城「清明台櫓」と宇都宮城址公園 栃木の風景

宇都宮城址公園 栃木の風景宇都宮城址公園 「宇都宮城 清明台櫓」 栃木の風景 栃木県宇都宮市本丸町

宇都宮駅から車で10分ほど走ったでしょうか。前方に見えてきた宇都宮城は、一種独特の存在感を放っていました。高さ、大きさという意味では手前に並んでいるマンションなどのビル群よりも小さいのかもしれませんが、本丸通りを進むにつれて次第に近づいてくる櫓の雰囲気は、手前に立つ現代的な建物を圧倒的に凌駕する存在感なのです。

左手側にコインパーキングを見つけたので車を駐車し、歩いて近づきます。独特の雰囲気は、櫓の下が石垣ではなく、すぐ土塁となっていて草が生えていることにも起因するのかもしれません。とにかく今まで見た数多の城とは異なる印象を受けるのです。

写真は宇都宮城の櫓の一つ、復元された「清明台櫓」のある光景です。平安時代に元の城が築かれたといわれるこの宇都宮城は、宇都宮氏の居城として鎌倉から安土桃山時代に至り、戦国時代には秀吉も来城したという記録も残ります。江戸時代初めに近代城郭に改修され、幕末には「戊辰戦争」の一つ「宇都宮戦争」の舞台となりました。この「宇都宮戦争」の際には城も炎上し、宇都宮市街もその約8割が焼失したといいます。

そんな苛烈で激動の時代があったことなど微塵も感じさせない平和な光景。お濠沿いの木々は色づき、秋の装いを見せています。宇都宮戦争から約150年余り。今からさらに150年後には、世界は一体どのようになっているのでしょうか。この目でその世界を見ることは到底かないませんが、この平和で穏やかな景色が続いているといいなとぼんやり思いながら、車に戻ったのでした。

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