備中松山城下の鯉のぼり 岡山の風景

備中松山城下の鯉のぼり 岡山の風景備中松山城下の鯉のぼり 岡山の風景 岡山県高梁市

岡山県高梁市にある備中松山城は、江戸時代、もしくはそれ以前に築かれた天守が今も残っている「現存12天守」のうちの一つ。それらの中でも唯一の山城として知られます。

そんな備中松山城を訪れる道すがら、城まであと少しの所で出会ったのが写真の風景。今や都会のみならず、地方でも各家庭で鯉のぼりが泳いでいるのを見かける機会は随分と減ってしまい、そもそも時代の変化や人口減少に伴う子供の数の減少により「鯉のぼり」を掲げる習慣自体、かつてに比べると無くなってしまっているのはとても寂しいことですが、それでもそれを逆手に取り、自治体などで行われている「鯉のぼりイベント」・・・各家庭で掲げられていた鯉のぼりを一か所に集め、昔は見ることのできなかった「一か所で鯉のぼりが何匹も泳いでいる壮観な風景」を見ることができる・・・のは「ケガの功名」とでも言えるような、思いがけず生み出された美しい風景なのかも知れません。青空をバックに気持ちよさそうに泳ぐ鯉のぼり達。これらの鯉のぼりを作ったメーカーの人々、製作者の人たちもきっと嬉しいに違いありません。風情と情緒があるこんな素敵な風景がいつまでも残ってほしいと願わずにはいられません。

備中松山城

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