雪の小牛田駅 宮城の風景
雪の小牛田駅 宮城の風景 宮城県遠田郡美里町字藤ケ崎町
宮城県の仙台駅から東北本線で50分ほどの場所にある「小牛田駅(こごたえき)」は、東北本線のそのほかの駅、例えば黒磯駅や郡山駅、宇都宮駅などと比べると、近隣の人や鉄道ファンを除いて、あまり知名度は高くはないかもしれませんが、しかし、この駅は東北本線の中では比較的重要な駅の一つなのです。
それは東北本線から(へ)、陸羽東線や石巻線・気仙沼線へ(から)の乗り換え駅となるからです。開業年月日は1890年(明治23年)4月16日と古くとても歴史がある駅でもあります。これは東京と青森を結ぶべく、東北本線(当時は「日本鉄道」)の全線開通に向けて急ピッチで敷設作業が行われた為で、山手線の駅でいうと秋葉原駅(1890年11月)や田端駅(1896年4月)、恵比寿駅(1901年2月)や大崎駅(1901年2月)より早く、驚くべきことに東京のメイン・ステーションである東京駅(開業は1914年(大正3年)12月20日)よりも24年以上も早いのです。
写真はそんな小牛田駅の雪の日の様子です。
それほど大きな駅ではなく、発着本数もさほど多いわけではないながらも気仙沼線も含めると4路線が乗り入れ、駅構内には車庫、留置線のほか転車台などもあり、様々な車両を見ることができる鉄道ファンならずとも楽しめる駅です。