冬の「真山神社」 秋田の冬の風景

男鹿 真山神社 秋田の冬の風景男鹿半島 2月中旬の雪に埋もれた「真山神社」の様子 冬の秋田の風景 秋田県男鹿市北浦字真山

青森県の日本海側沿岸部や秋田の能代、由利本荘、山形の遊佐などでもよく似た行事が行われているものの、圧倒的に秋田県の「男鹿半島」の伝統行事として知られている「なまはげ」。鬼のような恐ろしい見た目の面をかぶり、身体に蓑をまとい、手に包丁を持って「泣ぐ子はいねえがー」「悪い子はいねがー」と声を張り上げながら子供たちを怖がらせている様子が、大みそかの風物詩としてNHKなどで放送されることもあるのでご存じの方も多いでしょう。

その「ナマハゲ」ゆかりの場所として知られるのが、男鹿半島の中ほど、山深い場所にある「真山神社」です。「なまはげ」は行事・風習の名として用いられることも多いですが、鬼の面をかぶった「異形のもの」を指す言葉でもあります。その正体は、人々を戒め、厄払いをし、五穀豊穣をもたらしてくれる神々の使い、「来訪神」。

真山神社では、毎年正月3日に行われる「柴灯祭り(せどまつり)」と呼ばれる神事があり、山の神に五穀豊穣、無病息災、豊漁、厄除けなどを祈願するのですが、この山の神の使い・化身が「なまはげ」とされているのだそうです。

雪の真山神社 「ナマハゲ」ゆかりの男鹿半島の神社

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