伊豆の秋の夕暮れ 秋の静岡の風景

伊豆の秋の夕暮れの風景 静岡の秋の風景南伊豆の秋の夕暮れの風景 静岡の秋の風景 静岡県賀茂郡南伊豆町

太平洋にあった海底火山群がフィリピン海プレートの移動と共に北上し本州とぶつかったことによって「半島」となったといわれる伊豆半島。衝突の衝撃により丹沢山地が出来上がり、富士山の形成にも大きく影響を与えたといいます。

火山群であった頃の名残でしょうか、半島の付け根である沼津や熱海あたりから、伊豆半島をぐるりと135号線や136号線に乗って一周してみると、もしくは414号線で半島の中ほどを縦断してみると、そこかしこに湧出する温泉の数の多さに驚きます。

また、アップダウン(高低差)や、右へ左へのワインディング・ロードの多さ、目に見える山並みや崖などで、この伊豆半島の地形の複雑さ、海岸線の複雑さが非常によくわかるのです。(沼津駅から伊豆半島の南端「石廊崎」までの直線距離は約55キロメートルに対して、半島の海岸線の長さは実に300キロメートル以上といわれます。)

特に、西伊豆から南伊豆にかけての海岸線を走っていると、入り組んだ海岸線の複雑さ、そしてその迫力に圧倒されてしまいます。

写真はそんな南伊豆の海岸線から見た秋の夕暮れの風景。夕日の光を浴びて黄金色に輝くススキと、とてもなめらかな海、そして海の上に出来上がった夕日の道と、隆起して出来た海岸線のスケール感、それらが全て合わさり見事な光景を作り出しています。そばには何匹か猫たちが寝転んでいて、秋の海の風はやや冷たかったものの、とても平和で穏やかな風景でした。

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