日本三名瀑の一つ「袋田の滝」の秋の風景 茨城の風景

秋の袋田の滝 茨城の風景秋の袋田の滝 茨城の風景 茨城県久慈郡大子町袋田

栃木県にある「華厳の滝」、和歌山県にある「那智の滝」と並び、日本三名瀑(日本三大名瀑)の一つに数えられる茨城県の奥久慈にある「袋田の滝」。国の名勝にも指定されているこの滝は、計四段の滝から構成されていて、合計の高さは120メートル。

一段あたりの高さでみれば、「那智滝」の落差133メートルや「華厳の滝」の落差97メートルよりは低いですが、四段合計すると120メートルという落差と、「那智滝」の幅13メートル、「華厳滝」の幅7メートルに対し、「袋田の滝」は幅73メートルと、そのスケール感では二つの滝と比べても全く遜色ない滝です。「華厳の滝」や「那智の滝」の魅力が水しぶきをあげてごうごうと流れ落ちるその迫力であるとしたら、「袋田の滝」の魅力は、スケールが大きいながらも優美で美しいその姿。

写真はそんな袋田の滝の紅葉の季節、11月下旬の晩秋の風景。白糸のような幾筋もの美しい水の流れと岩肌、秋も終わりに近づき、葉が落ちた木々と色づいた木々が同居し、すぐそこまで来ている寒い冬の予感をはらみながらしっとりとした美しい光景を作り出しています。

四季折々、新緑や真夏の木々の賑わい、雪と氷の美など、それぞれに魅力的な姿を見せる「袋田の滝」ですが、特に美しいとされるのが秋の風景。袋田の滝の紅葉風景、秋の風景の見ごろは例年11月上旬~中旬頃です。

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