雪の中の「達谷窟(たっこくのいわや)」 達谷窟毘沙門堂 冬の岩手の風景

達谷窟毘沙門堂 岩手の冬の風景雪の日の「達谷窟(たっこくのいわや)」 達谷窟毘沙門堂 岩手の冬の風景 岩手県西磐井郡平泉町

金色堂で有名な中尊寺や、毛越寺のある平泉の中心部から車で約10分ほどの所にあるのが、「達谷窟(たっこくのいわや)」の名で知られる「達谷窟毘沙門堂」です。この「達谷窟毘沙門堂」は、奈良時代末期から平安時代初期にかけて活躍し「征夷大将軍」を務めた「坂上田村麻呂」が801年に創建したと伝えられる毘沙門天を祀るお堂で、蝦夷征討の折、一帯で勢力を誇っていた悪路王を打ち破った際に建てたと伝えられるものです。

源頼朝が立ち寄ったという記録が残るほか、天正年間に火災により焼失した際にも伊達政宗が再建を命じるなど、名だたる武将との関りがあるお堂で、2005年には国の史跡に指定されています。現在は「柳之御所遺跡」などと共に、2011年に世界遺産となった「平泉―仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群」に、追加で拡大登録されることを目指す遺跡の一つになっています。

写真は冬の雪の中の達谷窟毘沙門堂の様子です。見上げるほどの岩崖に懸造のお堂「毘沙門堂」が築かれており、すぐそばにある摩崖仏と共に、訪れる人の印象に強く残る景観を作り出しています。

達谷窟

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