栗林公園の朝の風景 香川の風景

栗林公園の朝の風景 香川の風景冬の朝の栗林公園 香川の風景 香川県高松市

茨城県水戸市の「偕楽園」、石川県金沢市の「兼六園」、そして岡山県岡山市の「後楽園」の三か所の日本庭園はその素晴らしさから「日本三名園」とも呼ばれる名園ですが、その「日本三名園」に勝るとも劣らない名庭園といわれるのが、香川県高松市にある「栗林公園」です。

かつて高松藩主・松平家の別邸(下屋敷)であったこの「栗林公園」、国の文化財に指定されている日本庭園としては日本国内最大の広さを誇る面積75ヘクタール(東京ドーム約16個分)という広大な敷地内に、大小さまざまな6つの池と13の築山が点在、約1000本にのぼるという枝ぶりの素晴らしい手入れの松をはじめ、ツツジ、サクラ、カエデなど、その総本数、実に約32,400本という多種多様な木々が生え、水辺を彩る美しい橋や石組みが随所に配置されています。

全国で36件しかない国の特別名勝に指定されているほか、日本の魅力的な観光地を紹介する「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」の2009年度版で三ツ星を獲得するなど、国内のみならず海外でも高い評価を得ている日本庭園、大名庭園なのです。

写真はそんな栗林公園の冬の朝の風景です。北海道や東北地方などに比べると冬でも温暖で、年間を通して雨の少ない「瀬戸内海気候」である高松市とはいえ、冬の朝は中々に寒くダウンジャケットにマフラーがありがたい気温の日でした。栗林公園の入口に着いたのはまだ開門の前。しばし外で待ち、開門時間になってからチケットを購入して中に入ります。息を吐くと白く空にのぼっていくような寒さの中、広大な敷地内には静かでとても美しい景色が広がっていました。

栗林公園

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