冬の御座石神社 雪の秋田の風景
真冬の御座石神社 境内の風景 秋田の冬の風景 秋田県仙北市西木町桧木内相内潟
田沢湖畔に立つ金色の「たつこ像」は、田沢湖へ訪れる観光客なら一度は足を運ぶであろう、有名観光スポットです。少し斜めになった独特の美しいフォルムとそのインパクトのある金色の像は、田沢湖の清らかな水と美しい山々をバックに、存在感を放ちながら湖のほとりに立っています。その「辰子像」から見て湖を挟んだ反対側、やや西よりに位置するのが「美のパワースポット」としても知られる御座石神社です。
湖の前に立つ朱色の鳥居と田沢湖が作り出す光景の美しさで知られると共に、たつこ像の伝説にまつわる「美のパワースポット」で有名な神社です。
御座石神社(ござのいしじんじゃ)の名は、1650年に秋田藩主の佐竹義隆公がこの田沢湖に足を運んだ折、湖畔にあった石に腰をかけて休んだことに由来するといいます。1本の木から7種の木が生えたという「七色木なないろぎ」や、辰子が「永遠の美」を願って、やがて龍になったといわれる「潟頭の霊泉」、そしてその辰子が自分の姿を見たという「鏡石」などがあります。
雪が深い地域にあるため、冬になると参道や社殿は写真のように深い雪でおおわれ、訪れる人もそれほど多くはありませんが清浄な雰囲気が田沢湖の清らかな感じと融合してとても素敵な神社です。写真は御座石神社の本殿に向かって右手側の光景を切り取った一枚です。朝の光が、昨夜遅くまで降り続いていた純白の雪に当たってきらきらと輝いていました。