秋の大國魂神社 東京の風景
秋の装いを見せる11月中旬の大國魂神社 東京の風景
東京の西、府中市に鎮座する大國魂神社(大国魂神社)は「東京五社」の一社にも数えられる由緒ある神社。縁結びや厄除けの神として知られ、厄除、八方除、交通安全、家内安全、学業成就、商売繁盛等のご利益があるとして、地域の人々をはじめ広く崇敬を集めている神社であり、初詣や、初宮詣(初宮参り)、七五三詣など、季節ごとの祭事のみならず、日常的に参拝者が多く訪れる神社です。
そんな大國魂神社では元旦の歳旦祭 年祝祭に始まり年間を通して数多くの祭事が行われるのですが、「七五三詣り」「新嘗祭」と共に11月の重要な祭事であり、近隣はもとより各所から沢山の人が訪れるのが「酉の市」。大國魂神社で行われる「酉の市」は、正確には大國魂神社の境内にある大鷲神社の例祭で、例年11月の酉の日に行われます。「酉の市」は、元々は武運長久の神として武士の崇敬を集めた「大鷲神社」の例祭だそうですが、江戸時代に入り商売繁盛の神・開運の神として広く庶民にも親しまれるようになったとか。
写真は「大鷲祭」の提灯を中心に酉の市の提灯が飾られた大國魂神社・参道の11月の風景。秋の柔らかな日差しを受けて、透き通る提灯と色づき始めた木々のコントラストがきれいです。