丹生都比売神社 和歌山の風景

丹生都比売神社 和歌山の風景丹生都比売神社 和歌山の風景 和歌山県伊都郡かつらぎ町上天野

和歌山市内から、途中で寄り道しながら車でのんびりと走ること、およそ1時間半。紀ノ川沿いの快適な県道から高野山方面へと向かう山道に入り、さらに左折してトンネルを抜け、突然出現したのどかで美しい里山風景を横目に走り続けて、ようやく「丹生都比売神社」の駐車場に到着したのは11時を少し回っていました。

寒すぎもせず暑くもない、とても快適な秋の陽気。車を降りて神社の方に向かおうと目をやると、すぐに視界に飛び込んできたのが写真の風景です。

赤や黄色に色づく木々と石段や石垣の緑の苔、柔らかな秋の陽射しが差し込んで、朱色の鳥居が鮮やかに屹立しています。その向こうに見える太鼓橋「輪橋」。その奥にも鳥居が見えます。時折静かに吹く風に揺れる七五三の幟。まさに「穏やか」を絵に描いたような光景がそこにありました。

2016年に「紀伊山地の霊場と参詣道」の一つとして世界遺産にも登録されているこの「丹生都比売神社」は、創建年代は不詳、一説には1700年以上前、と伝えられる古くからある神社で、「紀伊国の一宮」として、近隣はもとより広く崇敬を集めてきた神社です。ちなみに「丹生都比売神社」は「にうつひめじんじゃ」と読みます。

主祭神として「丹生都比売大神」を含め四神を祀っていて、神社の名も「丹生都比売大神」から来ています。「丹生都比売大神」は「天照大御神(あまてらすおおみかみ)」の妹神であり、「稚日女尊(わかひるめのみこと)」とも呼ばれる神様。災いを払いのけ、全てのものを守る神とされ、不老長寿のほか、農業や養蚕、織物などの守り神として崇敬されています。