雪の直江津駅 新潟の風景
雪の直江津駅 冬の新潟の風景 新潟県上越市東町
真冬の時期に東京から鉄道で新潟や北陸方面に向かうと往々にして経験することですが、この日もまさに西高東低の冬型の気圧配置の典型的なお天気通りに、太平洋側である群馬県の高崎までは青空がきれいな快晴で、大清水トンネルを抜けるとそこは雪国といった状況でした。
窓の外を流れる風景は真っ白。スキー場が見えたり、ビルや家々が見えたり、山や川が見えたりしますが、当然全体的に白が基調です。雪景色のモノトーンの情景と、見ているだけで足元が冷えてくるような気がする寒々しさが絶妙に入り混じった美しい冬の新潟の雪景色は、いつ見ても何度見ても飽きることがありません。いつもはこのまま新潟まで行くことが多いのですが、この日は途中の駅で乗り換え、富山方面を目指します。
写真はその途中、再度の乗り換えをした直江津駅で写した一枚。しんしんと降る雪と、雪に隠されていく線路。色味の少ない景色の中で、駅の向こう側へとつながっている跨線橋の青の鮮やかさが目立ちます。富山まであと2時間半弱。快適な新幹線の素早い旅も良いですが、たまには少し腰が痛くなるほどの「のんびり旅」も良いものです。