夜の姫路城 兵庫の風景

夜の姫路城 兵庫の風景月明かりの下の姫路城 兵庫の風景 兵庫県姫路市

夜のお城を見ていると、思わず忍者の気持ちになってしまうのは、子供の頃の気持ちが抜けていないだけなのか、それとも過去生のどこかで忍者をしていたことがあるからなのかはさだかではないですが、ついつい忍者の気持ちになって、「この暗い中お濠を泳いで渡るのは怖いな・・・」とか、「この石垣、昼間でも上るの大変そうなのに、暗闇の中どうやって上ったらいいだろう」などと考えてしまいます。

「ライトアップされていて美しいな」と思う一方で、「こんなに明るかったら警備の人たちに見つかってしまう・・・弓や鉄砲で狙われるのはイヤだな・・・」なんて、余計な心配までしてしまうのです。夜の松山城や松本城、広島城を見た時も思いましたが、夜の姫路城を間近に見た時にはなぜか一番強烈にそんな思いにとらわれたのでした。もちろん、ただの想像、妄想にしかすぎませんが、そんな思いにさせられてしまうほどに、夜の姫路城は美しく、力強く、そして存在感がすごかったのです。もちろんライトアップなどなかった江戸時代の姫路城は、夜になれば真っ暗であったでしょう。でも月夜の晩には明るく見えたに違いありません。月夜の晩に山の中でテン泊していてもいつも思うのですが、「都会の明るさ」がないと「月の光」というのは実に明るいのです。行燈や松明くらいしか夜の明かりがなかった頃なら、月の光はさぞ美しく姫路城を照らしたのに違いありません。その美しさを見た人たちは、さぞ感嘆の声を上げたことでしょう。

写真はそんな満月の夜の姫路城の姿です。もちろん、現代であれば姫路市内の明かりがあり、また行き交う自動車の明かりもあります。そして、まばゆいほどの光でお城もライトアップされています。それでも心なしか、いつもの夜の姫路城よりも月の光を浴びた姫路城はつややかで美しく見えたのでした。

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