名鉄名古屋本線東岡崎駅 愛知の風景

名鉄本線東岡崎駅 愛知の風景名鉄本線東岡崎駅 愛知の風景 愛知県岡崎市明大寺本町

そこに住んでいる人、その場所にゆかりのある人、それを毎日見ている人、そこをいつも使っている人にとっては何の変哲もない風景、光景、景色でも、初めて訪れた旅人にとっては、なんだかとても印象的な風景、記憶に残る風景というのがあります。

街並みや建物などもそうですが、特に駅はそんな印象を抱くことが多い場所な気がするのです。それは、遊びや観光の旅にせよ、仕事の旅、好きな人に会うための旅にせよ、「駅」という場所が一つの重要な位置を占める「ポイント」だからなのかもしれません。時にそこから始まり、時にそこで終わり、時にそこで大きく変わり、時にそこで中断する。人生のターニングポイントというほど大げさなものではないにしても、旅という移動の上で重要な意味があることが多いのも確かですし、だからこそその場所で様々な出来事が起きやすいのもあるでしょう。そして、様々な出来事が起きるからこそ、そこで見た風景、その時見た光景、そこで出会った景色というのは旅人にとってより印象的な風景となるのかもしれません。

一人旅でのちょっとした出来事や、家族や友人同士、グループ旅での出来事なんかでももちろんですが、やはり映画やドラマではありませんが、恋人同士での駅での様々な出来事、それが旅先でのことであれば、何年たっても鮮やかに思いだせるような駅の風景となったりします。それは多分に個人的な出来事なので、他の人にとっては一切意味をなさない情景であったりもしますが、当人たち(もしくはそのどちらか一人)にとっては、いつまでも特別な景色となるのです。好きな人に会うために降りた駅。一緒に見た風景、一緒にしゃべった話。通勤通学で使っている人にとってはただの日常風景でも、ある人にとってはいつまでも忘れえぬ特別な場所、特別な地名、特別な光景であったりするのです。

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