美しき情景 冬の宗谷岬 北海道の風景

真冬の宗谷岬 北海道の冬の風景真冬の宗谷岬 北海道の冬の風景 北海道稚内市宗谷岬

北海道を訪れる旅行者なら、いや旅好きな人なら誰しも一度は訪れたいと思うであろう北海道最北の地にして日本最北端の宗谷岬。小学生の頃、社会の時間に日本最南端、日本最西端、日本最東端とともに日本最北端の場所としての写真や説明を見て以来、「いつかは行ってみたい」と思っていた、思っているという人も多いことでしょう。

とくに何があるというわけでもなく、なんなら交通の便も悪くて、ただひたすら遠かったりもするのに、人はなぜ端っこに行きたがるのでしょうか。

「そこに山があるから」ではないですが、「そこに地面があるから、その地面が果てるところまでは行ってみたい」と思うのが人の「さが」なのでしょうか。またはただ単に「最南端」「最北端」といった「一番」「一位」「最も〜の場所」という響きに惹かれるのでしょうか。

いずれにしても、北海道の最果ての地にもたくさんの人々がやってきます。そして子供の頃から見聞きしていた「日本最北端」に感激したり感動したりしつつ、風の強さやその寒さに驚き、身を震わせるのです。

写真はそんな宗谷岬の真冬の絶景です。

透き通るような空気と、身を切るような冷たい風の緩急が、その景色の美しさを益々加速させ、それは記憶の奥深くに染み込んでいきます。

そうして、それから何年経っても、ふとした瞬間にその美しさとその冷たさを同時にありありと思い出すような、大切で揺るぎない脳内情景の一つとなるのです

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