夕暮れの東京湾 千葉の風景
夕暮れの東京湾 千葉の風景 千葉県木更津市
同じように美しい風景を見ても、その時の気持ち、その時の自分の状態、または一人で見たか、誰かと一緒に見たかなどによって、その見え方が変わったり、後で思い返した時に感じ方が変わったりします。その記憶が甘酸っぱかったり、懐かしかったり、切なかったり、苦しかったりするのはよくあること。
仕事や勉強、もしくは人間関係などが中々思うようにいっていない時に見た美しい風景。楽しい時、嬉しい時、全てが上手くいっている時に見た素敵な光景。とても好きな人、ちょっと気になっている人、だいぶ気に入っている人、なんか相性が良くて馬が合う人と一緒にみた素晴らしい景色。
そういった風景を思いだした時、今自分がどのような状況に置かれているのかによって、その景色の意味が変わってきたりします。
好きな人、大切に思う人が今も横にいるのか、会おうと思えば会えるのか、それとも二度と会うことが叶わないのか、などによって、かつて見た風景をふと思い返した時、またはその写真を見た時、心に湧き上がってくる感情もまた異なります。
そうした様々な感情を胸に抱き、またいくつもの素敵な景色を目に焼き付け、そうして人は生きていくのかもしれません。
「走馬灯」のように、人が死ぬ間際に見るという自分の人生の様々な景色の中に、素晴らしい絶景はいくつ組み込まれているのでしょうか。あの日、目にした景色を思いだすことがあるのでしょうか。