冬のクッチャロ湖 北海道の冬の風景

冬のクッチャロ湖 北海道の冬の風景冬のクッチャロ湖 凍結したクッチャロ湖と鳥たち 北海道の冬の風景 北海道枝幸郡浜頓別町

札幌市内からだと車で4時間半(約310キロメートル)、旭川市内からだと車で約3時間(約190キロメートル)ほどの場所に位置する「クッチャロ湖」は、面積約13.4平方キロメートル、周囲長約27キロメートルの湖です。

3927ヘクタールという広大な敷地面積をもつ「北オホーツク道立自然公園」内にある湖で、周囲は湿原、その奥に林が広がっています。日本国内では最大となるコハクチョウの中継地になっていることで知られ、鳥好きの間では聖地の一つともされる場所なのです。

また、豊かな自然と広々とした空間を活かしたキャンプ場もあり、のびのびのした時間が過ごせると、春から秋にかけてはキャンパーやバイカーに人気です。

しかし、礼文島の「久種湖」に次いで北海道の中では北にある湖であり、当然冬場は写真の通り一部を除いて凍結してしまいます。夏から秋の姿を知らなければ悠々たる湖とは信じられないほど、氷と雪で一面白銀の世界となるのです。

一方、鳥たちは凍りついていない貴重な箇所に集まります。周囲が白すぎてわかりにくいですが、ここは頓別川が流れ込んでいる部分にあたり、外気温は時にマイナス20度を下回り、他の部分が50センチメートルもの厚さで凍りついてしまう時にも、わずかに凍結しない場所として水面を見せているのです。

側から見ると、まるでそこは温泉なのではないかと思ってしまうほどに、そこに集まった鳥たちは静かに身を寄せあい、極寒の空の下で時を過ごしています。

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