冬の北海道の雪道
冬の北海道の雪道 北海道札幌市南区
雪国に住んでいる人ならば日常的な風景でも、そうでない地域からやって来た人にとって特別な風景は、やはりすべてのものが雪に包まれている真っ白な風景。当然のことながら気温は低くとても寒かったりもしますが、空港や駅に降りたって、外が一面雪景色だったりすると子供のように心がウキウキしたりもします。例えばそこからレンタカーで移動を始めると、一時間もしないうちにその風景に慣れてしまう訳ですが、それでもふとした瞬間に、その景色のあまりの美しさに胸を撃ち抜かれたりもするのです。車で移動をしている時ならば、エアコンのおかげで身体もポカポカ暖かく、純粋に美しさを堪能できたりします。さらさらと舞い落ちる雪。雪に埋もれている木々。サングラスでもしなければ目がやられてしまいそうなほどに世界は真っ白で、そんな中を突き進んでいるとこのまま別の時代の別の世界に行ってしまうのではないかと思ったりもするのです。
写真は、札幌の中心部から約1時間。札幌周辺に約50以上もあるといわれる温泉の中でも特に有名な「定山渓温泉」の町を抜け、雪が降る中を一路ニセコ方面に向かっていた時の一枚です。外はマイナス10度を下回り、雪は上から下にではなく、左から右へ横に降っているような状況。視界もそれほどよくはなく、時折睡魔も襲ってきますが、それでも真っ白で美しい世界の中をただただ突き進んでいく、その少し不思議な感覚は、PCの前にいる今でもありありと思いだせるような特別なものでした。
https://japan-web-magazine.com/what-you-see-on-snow-covered-roads-in-japan/