湯の峰温泉 和歌山の風景
日本最古の湯「湯の峰温泉」 和歌山の風景 和歌山県田辺市本宮町湯の峰
日本には道後温泉や有馬温泉など、長い歴史を持つ古い温泉が沢山ありますが、そうした日本でも有数の歴史を持つ温泉の一つが「日本最古の湯」といわれる和歌山の湯の峰温泉です。四世紀頃に在位したと伝えられる成務天皇の時代に、熊野の国造・大阿刀足尼が発見したといわれる古い温泉で、伝承の通りであれば開湯以来1700年前後という長い歴史を持つ温泉です。聖地・熊野のおひざ元にあって、俗っぽさのない、昔ながらの風情があるとても上品な温泉街となっています。
写真はそんな湯の峰温泉の入口付近から撮影した日没後すぐの温泉街の風景です。ほんの少し前まで降っていた冷たい雨も上がり、濡れた路面に看板や街灯の光が反射して明るく輝き、さらに温泉から湧き上がってくる湯気が立ち上り、その向こうに山並みが続くという幻想的で美しい景色が広がっていました。