富士急行 大月駅 山梨の風景

富士急行 大月駅 山梨の風景富士急行 大月駅 山梨の風景 山梨県大月市

熱心な鉄道ファン!というわけではなくとも、旅先で、あまり馴染みのない車両に遭遇するとちょっとワクワクしてしまうのは、知らない土地でのちょっとした緊張感や、旅の高揚感からくるものなのでしょうか。それとも人を大勢乗せて走ってくれる、或る意味健気で頑張り屋さんな鉄道に対する、感傷的でノスタルジックな心情でしょうか。

はたまた、見知らぬものに対する興味と好奇心からくるものなのでしょうか。もちろん、そういう感情を一切抱かないような人もいると思いますが、個人的には国内であろうと国外であろうと、見知らぬ車両や見慣れぬ列車を目にした時には、ちょっとドキドキしてしまうのです。単に鉄道が好きなだけなのかも知れませんね。

「乗り物」という意味では飛行機も船も、そして車やバスも好きなのですが、自由気ままに(ルールや状況に対する判断は当然必要ですが)、飛んだり航行したり走ったりできるそれらの乗り物と異なり、決められたレールの上を行かなくてはいけない鉄道には、「様式美」のような、決まった形の中で最高のものを作り上げようとする、パフォーマー、プレイヤー、演者に対する「尊敬の念」、に近い敬意を感じるからなのかもしれません。ややもすれば不自由な制約がありながらも、その敷かれたレールの上を一生懸命に走っている列車たちを見ると、なんとなく「いいよなぁ」と思ってしまうのです。

写真は富士急行の大月駅の風景。「これから富士山に会える!かもしれない!」という気持ちが、いつもの「知らない車両を見た時のワクワク感」に、さらなるドキドキ感を加えてくれます。目的地に着いた感動もさることながら、目的地に向かっている最中の気持ちも楽しい、まさに旅の醍醐味です。

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