佐賀の伝統的な町並み 有田町 佐賀の風景

佐賀の伝統的な町並み 有田町 佐賀の風景佐賀の伝統的な町並み 有田町 佐賀の風景 佐賀県西松浦郡有田町

有田焼(伊万里焼)の産地として、世界にもその名を知られる「有田」。江戸中期~後期に他地域でも生産が行われるようになるまでは、日本の磁器発祥の地として江戸時代初期から長期にわたり磁器の主要産地であり続けてきた場所です。今も町には陶磁器工場が点在し、「マイセン」や「景徳鎮」といった世界に名だたる陶磁器の産地と姉妹都市にもなっており、日本国内はもとより海外からも陶磁器を買いに来る人が集まる街ですが、そんな有田にはもう一つ別の顔があります。それが国の重要伝統的建造物群保存地区にも選ばれている伝統的な古い町並みです。

江戸時代より磁器の生産地として栄えてきた町は、表通りを中心に今も江戸後期から明治時代に建てられた伝統的な建物が数多く残されており「有田町有田内山伝統的建造物群保存地区」として、国の重伝建に選ばれているのです。その広さは実に15.9ヘクタールにも及んでおり、町の中を歩くとそこかしこに、江戸時代より海外にも広く輸出されて世界の各地で愛されてきた磁器を生み出してきた町としての歴史と伝統が染みついた素敵な雰囲気が残されているのです。

有田の古い町並み

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