雪の宝川温泉 群馬の冬の風景
雪の宝川温泉 群馬の冬の風景 群馬県利根郡みなかみ町
冬の時期に「関越自動車道」を東京から新潟方面に向けて走っていると、「それまで全く雪がなかったものの「関越トンネル」を抜けた途端に辺りは一面雪景色」というのはよくあることですが、この日は水上ICを降りる頃にはすでに雪が積もっていて、みなかみ町粟沢に差し掛かる頃には相当量の雪が積もっていました。見渡す限り白銀の世界です。
目指す「宝川温泉汪泉閣」は車であと15分ほど。久しぶりの「雪の温泉」に胸が高鳴りますが、それ以上に雪がものすごく、緊張しながらの運転です。
そうしてようやくたどり着いた「宝川温泉」の風景が今日の写真です。その年によって多少の差はあるとはいえ、冬になると雪深い場所とは聞いてはいましたが、一帯は想像以上の雪に包まれていました。時に体温を奪われ、状況によっては命の危険が伴うこともある「冷たい存在」の雪ですが、温泉地で見る雪、それも山や川がある温泉地に降り積もる雪はなぜこれほどまでに素敵に見えるのでしょう。「温泉」=「温かい場所」=「命の危険がない」という安心感があるからこそ、命を奪われる可能性も伴う「紙一重の存在」の鋭利な美しさを心から堪能できるからなのでしょうか。
利根川の支流である「宝川」は流れ、雪はしんしんと降り続けます。宝川の川べりに立つ木造の建物、川岸の岩々と木々たちが雪に覆われたその素晴らしい光景は、寒さを感じなければいつまでも眺めていたいような「絶景」でした。(実際には、あまりに寒くて早々に温泉に入りに行きましたが。😊)