横手のかまくら 冬の秋田の風景
横手のかまくら 秋田の冬の風景 秋田県横手市
秋田県の横手市に伝わる、小正月に行われる行事「かまくら」。約450年もの長い歴史を持つというこの行事は、元々は雪で作った「かまくら」の中に祀った「水神様」にお酒や御賽銭などをお供えし、五穀豊穣、家内安全、商売繁盛などを祈る行事。
江戸時代が終わり、明治、大正と過ぎて昭和になっても形を多少変えながらも続けられてきたそうですが、昭和も40年代になると特に大きな通りでは交通が激しくなり、次第に昔のような「かまくら」はその数を減らしていったといいます。現在では多分に観光化された側面も強いですが、それでも雪の夜に見る「かまくら」は叙情的で美しく、その独特の存在感もあってとても惹かれるものです。「横手のかまくら」は毎年2月15日、16日の開催。横手市内の大通りや裏通をはじめ、横手城、特設会場など、様々な場所でかまくらを目にすることができます。