雪の比叡山延暦寺 滋賀の風景

雪の比叡山延暦寺 滋賀の風景1月上旬の比叡山の風景 門松の立つ入口 雪の比叡山延暦寺 滋賀の風景 滋賀県大津市坂本本町

冬の比叡山は(天候にもよりますが)、とても冷え込みます。麓の大津坂本の町には一切雪がなくとも、比叡山では雪が積もっているというのも決して珍しい話ではありません。

そんな時期に比叡山に行くと、(ダウンを着ているにもかかわらず)寒さに身を震わせながら「修行をしている人たちは大変・・・」と思わされます。「この寒さの中、一体どのようにして暖を取っているのだろう」と余計なこととは知りながら、心配になります。雪の深い永平寺に行った時にも同じことを思いましたが、「あったかな下着や靴下などが売られている現代でも、いかにも寒そうで大変そうな冬のお寺で修行をしている人たち、昔はもっと大変だっただろうな・・・明治時代以前はどうしていたのだろう・・・。襦袢や綿入れなんかを着ても寒そう、、、。」などと昔の人たちのことまで心配になります。「いや、一般人と比べてはいけない、修行をしている人たちはそんな心の弱さはないだろう」とも思ったりもしますが、「いやいや。例え修行をしているとはいえ、生身の人間、寒いのにはかわらないだろう。」と、寒い境内や建物内を歩きながら又思うのです。

写真は、1月初めの或るとても寒い日の午後に訪れた比叡山延暦寺の入口付近の様子です。

この場所は、午後になると蔭になってしまうこともあって、底冷えするような寒さでした。

比叡山にはいつも独特の緊張感と厳かな雰囲気が漂っていますが、この日はそれに加えて、「張り詰めた美しさ」とでも呼べるような「きんっ」と透き通った空気に満ちていました。

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