正月の天満神社　愛媛の風景

宇和島市から高知市へ車を走らせていた時に、国道320号線沿いに立っていた鳥居がどうしても気になって、参拝した神社「天満神社」で遭遇した、穏やかで素敵な光景です。

「天満神社」は全国に1万2000社あまりあるとされる「菅原道真公」を主祭神として祀る神社です。町や村の天満神社の場合、天穂日命や大国主神といった神様も祀っていることも多く、学業成就の神様としてのみならず、農業守護、商売繁盛、良縁、災難厄除などにご神徳のある、集落の守り神としても崇敬を集め、近隣の人々を中心に「天満様」「天満さん」「天神さん」などと親しまれ、大切にされています。

冬の柔らかな日差しが木々の間を通して差し込む中、時間にして1分もなかったかもしれませんが、ずっと昔から毎年繰り返し行われているのであろう清潔でシンプルな所作の、なんとも言えぬ淡々とした「美」がとても記憶に残るひと時でした。