宮島弥山 大本山 大聖院 広島の風景
宮島弥山 大本山 大聖院 広島の風景 広島県廿日市市宮島町
「星」と私達人間との関りで占ったり予知したりといえば「占星術」「占星学」があり、信じている人と信じていない人では大きく意見が分かれるものの一つかと思いますが、仏教の儀式の中にも「星まつり(星祭り)」という、星に関するものがあるのをご存じでしょうか。ご存じない方のために簡単に説明すると、これは仏教の中でも主に真言宗などの密教に伝わる儀式であり、人の運命や寿命などを司るとされる星(九曜)を供養し、一年の幸福と厄除けを祈願するもの。星と星に関連する事象(その年の星の運行など)を読み解き、当年星を供養し、祀り、その年の幸福を祈り、厄除けの祈願をします。お寺や宗派、地域などにより「星供養」「星供」「星供養会(ほしくようえ)」などとも呼ばれますが、高野山や、東京・浅草の浅草寺、成田山新勝寺など、全国の名だたるお寺で行われているのでご存じの方も多いでしょう。
宮島にある大聖院もそんな「星まつり」を行っているお寺の一つ。大聖院は、厳島神社で有名な宮島において、もっとも歴史のあるお寺といわれる寺院で、総本山を京都の仁和寺におく真言宗御室派のお寺。弘法大師が唐から戻ってきた後、宮島で修行をし、806年に開いたとされる由緒あるお寺です。
写真はある寒い冬の日の朝の大聖院の風景。(撮影日は過去の為、祈願料は変更になっています。令和6年の祈願料は、普通祈祷(紙札授与)2,000円、別祈祷(金札授与)3,000円、特別祈祷(木札授与)4,000円、特別大祈祷(木札(大)授与)10,000円となっています。最新の情報は大聖院のホームページ等でご確認ください。)