冬の米沢城 山形の風景
冬の米沢城 山形の風景 山形県米沢市丸の内
山形県米沢市にある「米沢城(米沢城址)」は米沢藩上杉氏の城であり、伊達政宗が生まれた城としても知られる城です。江戸時代を通して米沢藩の中心でありました。
この地に最初に城が築かれたのは1238年、鎌倉時代のこと。一説には、出羽国置賜郡長井郷の地頭となった長井時広の命により城が築かれたといわれます。その後、室町時代に入ると伊達氏の支配下に入り、伊達政宗の祖父・伊達晴宗、父・伊達輝宗と続き、1567年に政宗がこの「米沢城」で生まれています。秀吉に命じられて岩出山城に移った政宗に代わり蒲生氏が入封、さらに上杉氏が入りました。
写真はそんな米沢城の冬の風景です。空の大部分を雪雲に覆われて青空は部分的にしか見えませんでしたが、雲の隙間から漏れ来る太陽の光が凍り付いたお濠に当たり、雪や氷がキラキラと輝いています。石垣や立ち並ぶ木々、その後ろの黒い門などとの白黒のコントラストが美しくとても印象的な光景でした。