松前城と桜 北海道の春の風景
松前城と桜 北海道の春の風景 北海道松前郡松前町松城
北海道で唯一の「日本式城郭」(五稜郭は西洋式)として知られる「松前城」は、函館から距離にして約100キロメートル、車で約2時間ほどの場所に位置します。
渡島半島の南西部にあたる「松前半島」の沿岸部に拠点をおき、江戸時代を通して、当時は「蝦夷」と呼ばれた北海道(アイヌ)と幕府との交易の窓口となり、やがては蝦夷地を実質的に「支配」したのが「松前藩」ですが、その中心には「福山館」と呼ばれた館がありました。幕府の命により海上防衛のために、それを拡充、改築する形で、1855年(安政元年)に完成した城がこの「松前城」です。
この「松前城」は眺めの良さや冬の雪景色の美しさでも知られますが、五稜郭と同じく春には「桜の名所」としての顔も持っています。
写真はそんな松前城の、桜の咲き乱れる春の風景を切り取った一枚。
城と桜は相性が良く、どこで見てもかなりの頻度でその美しさ、素晴らしさに感激しますが、本州の桜が終わり「来春までまた桜もお預けか、、、」と少し寂しさも覚え始める4月の下旬に再び桜の風景を見られたという嬉しさもあり、その美しさは一際目に沁みるものでした。
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