雨の日の伊勢神宮 春の三重の風景
春の伊勢神宮 三重の風景
「羨ましい」という表現は適切かどうかはわかりませんが、神宮(伊勢神宮)や出雲大社、小國神社、事任八幡宮、青島神社、霧島神宮など、個人的に素晴らしいと思っている神社の近隣に住んでいる方は、思い立った時にすぐ足を運ぶことができていいな、と思ったりします。職場や住まいのそばにもとても良い神社があるのですが、自然の豊かさや境内の広さなどに関してはやはり先に名を挙げた神社は桁違いであり、それらの神社を参拝した際、境内を歩いたり境内に生えている巨樹・巨木を見上げたりするたびに、日常生活の中でふと思い立った時にこういう場所に来ることができる近隣の人々はいいなと思ってしまうのです。
中でも、「神宮」はやはり特別でしょうか。その広大な境内もさることながら、いつ訪れても身が引き締まるような独特の緊張感と清浄な空気。数え切れぬほどの巨樹。これまで春夏秋冬朝昼夕と様々なタイミングで足を運ぶ機会がありましたが、もし近くに住んでいたら毎日とは言わずとも、もっと頻繁に参拝することができるだろうなと考えてしまいます。
ある春の雨の日、久しぶりに訪れた神宮には、卒業式の恰好をした若者が沢山歩いていました。あいにくの雨ではありますが、それでも卒業という晴れやかな日に、皆清々しい顔をしています。神宮が近くにあると卒業の際にも足を運ぶことができるのだなと、あらためていいなと感じた瞬間でした。