「滝の城」本丸から見る風景 埼玉の風景
「滝の城」本丸から見る風景 埼玉の風景 埼玉県所沢市城
埼玉県所沢市にある「滝の城」は、狭山丘陵の急峻な崖を利用して築かれた城で、その歴史は不明な部分が多いながらも伝承によれば1180年(治承4年)頃に築かれたのが最初と伝えられている城です。すぐそばを流れる柳瀬川も天然の防御として用いられている平山城で、その広さは実に約6万6千平方メートルにも及びます。
日本100名城にも続日本100名城にも選定されていない城ではありますが、空堀や曲輪などが状態よく残されており、見ごたえのある城跡の一つです。滝山城の支城であったともいわれ、豊臣秀吉の小田原攻めの際に落城したと伝えられています。戦国時代の歴史、特に秀吉関連の歴史に興味がある人であれば、北条氏の拠点であった八王子城や滝山城と共に一度は訪れたい場所の一つです。