冬の五箇山 「菅沼合掌造り集落」 冬の富山の風景

世界遺産「五箇山菅沼合掌造り集落」 冬の風景 富山の冬の風景世界遺産「五箇山菅沼合掌造り集落」 冬の風景 富山の冬の風景 富山県南砺市菅沼

時期を問わず四季折々、その季節ならではの美しさを見せる日本の伝統的な古民家が並ぶ「重要伝統的建造物群保存地区」に選定されている町並み。昔ながらのぬくもりを感じられるような木造の家屋、そこにいるだけでなんだかホッとするような優しい街道の風景。

北海道の函館市から沖縄の竹富島まで(山形、東京、神奈川、熊本を除く)日本の各地にそんな素敵な場所が127、点在していますが、その中でも最も知られた場所の一つであり、海外からも沢山の人々が訪れる場所が合掌造りの豪壮な建物が幾つも並ぶ白川郷です。

その家並みと雰囲気は何度足を運んでも素晴らしいもので歴史的価値を鑑みても世界遺産に登録されたのも納得ですが一方でその人気も凄まじく、訪れる時期やタイミングによっては観光客でごった返しており、とてもゆっくりのんびり、その素晴らしい雰囲気を味わいながら散策を堪能する、という感じにはいかない時もままあります。

その一方で白川郷と同じく合掌造りの家が立ち並ぶ集落であり、同じく世界遺産に選定されていながら、訪問者の数を見ても知名度的にも今ひとつなのが富山の南砺市にある「越中五箇山集落」と呼ばれる「菅沼集落」と「相倉集落」です。この五箇山集落は、白川郷と一緒に「白川郷・五箇山の合掌造り集落」の構成資産になっているのですが、白川郷の知名度と比較すると、あまり知られていないといっても過言ではありません。

しかし、だからこその穴場的存在になっているのも事実です。勿論世界遺産ではありますし、白川郷と合わせて訪れる観光客もいるのでタイミングによっては混雑していますが、家屋一軒一軒の存在感、その姿、雰囲気も素晴らしく集落全体から伝わる気配もとても素敵です。規模こそ白川郷よりは小さいものの、その美しさはとても素晴らしいものなのです。

写真はそんな五箇山菅沼集落の冬の風景です。雪が降り積もりさらに美しい合掌集落です。

菅沼集落

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