正月の松本城 長野の正月風景

正月の松本城 長野の正月風景正月の松本城 長野の正月風景 長野県松本市

全国に数万(城址・城跡を含む)ともいわれる日本の城の中で、世界遺産でもある兵庫県姫路市の「姫路城」、滋賀県の「彦根城」、島根県の「松江城」、愛知県の「犬山城」と共に「国宝」に指定されている数少ない城の一つ、長野県松本市の「松本城」。彦根城や犬山城など、建物としての歴史と素晴らしさのみならず、それぞれお城の天守から見える「湖」や「川」がある絶景も素晴らしいのですが、この松本城はアルプスがそびえる長野にあることから特に冬場の晴れた日には雪を抱いたアルプスの見える絶景が堪能できる城としても知られます。

建物としての「松本城」は、築城年が1504年と戦国時代に遡ります。現在みられる天守が築かれた年には諸説あり、1591年~1615年まで幅がありますが、いずれにしても戦国時代末期~江戸時代初期に完成したとされています。

写真はそんな松本城の太鼓門の二の門(高麗門)の門松が飾られた新年の風景です。ちなみに「高麗門」とは門の形式の一つで、本柱二本と控え柱二本から構成され、本柱の上に乗る屋根のほかに控え柱にも小さな屋根が乗る形式の門のことで、城や寺院などの外門によく用いられる建築様式の門です。この二の門をくぐるとさらに枡形の奥に櫓門である立派な一の門があります。松本城の堅牢な守りを象徴する門ですが、平和な時代の現代では松本城の美しさを象徴する門となっています。

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